オープンスクールの参加者募集チラシ…何を載せれば?

春を過ぎると、オープンスクールの準備を始める学校さんも多くなっています。
でも毎年開催しているオープンスクール…

参加者を募るのに「チラシ」づくりが一般的ですが、
「効果的なチラシってどんなチラシ?」

そんなお問い合わせや
ご相談をよくいただきます。

毎年印刷会社に任せてはいるけど…
果たして効果的なのか?
とか

昨年と同じ感じの紙面だけど…
参加者数は横ばい…
改善するにはどうすれば?

こんな悩みを持つ先生方が多くいらっしゃいます。

そこで今回は、実際にオープンスクールの参加者募集チラシ制作も請け負う私たちの視点で「本当に効果的なオープンスクール告知用チラシ」の内容をご案内していきたいと思います。

目次

「業者に任せて見栄えの良いチラシはできたけど、特に効果は感じない」

率直に言って…
学校広報関連で、ご相談をいただくとき、
ほとんどの広報担当の先生から聞く生の声がこちらです。

ただ、これには仕方ない面もあります。
実際に生徒数のアップに貢献している私たちから見ると…

デザイン的にも内容的にも、
無難な紙面にはなってはいます。

しかし…生徒や保護者にとって
「わざわざ足を運ぶべき理由」
を感じてもらえる紙面にはなっていない。

そんなチラシがほとんどだからです。
地元の印刷会社を使っている学校さんが大多数ですが、印刷会社さんは「印刷のプロ」ではあっても「生徒や保護者を集める広報のプロ」ではないからです。

とはいえ、学校側としてはプロだし
「いい感じに生徒が集まるチラシ」
を期待してしまうものですよね。

特に印刷会社の営業担当も
「生徒が集まるチラシ紙面」
を匂わせることも多いですし。

ただこうしたシーンで、不満や懸念を抱きつつ、他に頼れる事業者も知らないため、
何も手を打てていない。そんな学校は少なくありません。

参加者が集まらないオープンスクールの【よくある落とし穴】

よくある落とし穴①:企画が「単なる学校紹介」

オープンスクールは、多くの学校が夏や秋に開催します。
大事なのはその時期、その時期の【中学3年生の悩みや不安】に寄り添う企画にすること。

時期ごとのオープンスクールには、
それぞれに魅力的なテーマを持たせる『企画』が絶対必要なのです。

単なる「学校紹介」の機会として、オープンスクールを開催しても、参加者が従来の参加者数から大きく増えることは、残念ながらほぼありません。

よくある落とし穴②:テーマを掲載しているだけのチラシ

例年当たり前にやってるので違和感を持つことが少ない落とし穴がこちら。

「オープンスクールにテーマを持たせてる学校」さんも少なくありませんが、チラシにこのテーマをそのまま掲載している学校さんは、とっても多いです。

ここで必要なのは「生徒や保護者にとって魅力的に映る」ようにチラシの内容を『翻訳』すること。

先生目線では何をするのか的確に表現できていても、いざ生徒や保護者目線になると「いったいどんなイベントなのかわからない」そんな紙面は珍しくありません。

生徒や保護者が集まるチラシに載せるべき内容

【その時期の中学3年生の悩みや不安の解消】を一番大きく掲載

チラシでは「今この時期の悩みや不安の解消」を約束する内容
これをメインテーマとして、強調すると効果が現れやすいです。

もし、こうした紙面にしない場合、「なんかイベントがあるんだー」くらいにしか受け止めてもらえず「わざわざ足を運ぶべき理由」を感じ取ってもらえません。

結果的に、参加者数はほとんど伸びません。

「悩みや不安」への共感をサブコピーとして配置

サブコピー(キャッチコピーの補足説明として配置する文章)では…
中学生や保護者が抱えている「漠然とした悩みや不安」を、くわしく具体的に言語化(見える化)して、問題を顕在化させる必要があります。

そして、そこに「その悩みや不安はみんなが持ってるものですよね^^」と共感を示しつつ「心配する必要はありません!」と約束し…

「こうした漠然とした不安や悩み、
 モヤモヤを解決するために、
 私たちはオープンスクールを開催します」

と展開します。

これを見た生徒は「自分のことをよくわかってる学校だ!」という第一印象を抱きやるくなります。そして、こういう共感や親しみを感じて初めて「そんな学校が開催するイベントってどんなものだろう?」という興味を惹きつけることができます。

必ず裏面も活用すること!裏面にはイベント内容の詳細を…

広報イベントのチラシに関するよくある質問で
「裏面も使いますか?」というのをよくいただきます。

そうしたときに私たちは必ず
「オモテ裏、両面使いましょう!」
とアドバイスしています。

チラシ、というスペースが限られた広報物になりますので、そのスペースを余りなく使わないともったいないです。また、オモテ裏、両面印刷したからといって、印刷費用は2倍にならないからです。伝えられる情報量を多くするためにも両面印刷を基本として考えるようにしてください。

イベント内容の詳細説明は、
以下でお話しする『翻訳』が最重要な考え方になります。

チラシでもWebでも、広報では『翻訳』が最重要

ここでいう『翻訳』は、
中学1〜2年生が読んで混乱せずに中身を理解できるよう、わかりやすく魅力的に表現すること、を意味します。

たとえば、
ある高校はオープンスクールのイベント内容を、こんな表現をしていました。

「留学に行った生徒の話」
「留学生との交流」

一見、端的にやることを表現できていますが、
「魅力がわかりやすく」表現できているでしょうか?

中学生が見て、ワクワクしたり
「こんな体験が待ってるのか!」と
イメージが膨らむでしょうか?

残念ながら、そんなに前のめりに
チラシを読んでくれる生徒や保護者はいらっしゃいません。

これも『翻訳が足りてない』状態といえます。

本番のチラシでは
『◯◯県内で、プチ国際体験』と表現。
その中で「イタリア留学体験記」
「留学生とスイス発見クイズ」と記載しました。

こうすると国際交流や海外に興味がある
中学生には「どんな体験か?」を
イメージしてもらいやすくなります。

チラシではこうした細かいところで
「きちんと魅力がイメージできるように」
文章やデザインを調整すること
が大切になります。

チラシだけでない「オープンスクール」成功の秘訣

だいぶ長くなってしまったので、
今回はここまでにしますが。

オープンスクール成功の秘訣は
「チラシ」だけじゃありません。

そもそも「企画のつくりこみ」も必要不可欠ですし、
「プレスリリース」なども使った認知獲得も有効です。

こうしたトピックはまた別の機会に記事にしたいと思います。

「チラシをどう変えれば?」と悩んだら…

もし昨年のチラシがお手元にあって「このチラシ…何を変えれば?」という悩みを抱えている先生がいたら、ぜひお問い合わせください。

どこを改善すれば良くなるか?
具体的にアドバイスできると思います。

今後も、学校経営を改善するための具体的かつ有益な情報発信をしてまいります。

この記事のまとめ

オープンスクールの効果的なチラシ作成には、単なる学校紹介ではなく、中学3年生の悩みや不安の解消をメインテーマとすることが重要です。チラシには共感を示すサブコピーを配置し、イベント内容を中学生にもわかりやすく魅力的に「翻訳」して表現する必要があります。裏面も活用してイベント詳細を掲載し、参加者にとって「わざわざ足を運ぶべき理由」を明確に伝えることで参加者数増加につながります。

よくある質問

最も重要なのは「その時期の中学3年生の悩みや不安の解消」をメインテーマとして大きく掲載することです。単なる学校紹介ではなく、生徒が「わざわざ足を運ぶべき理由」を感じられる内容にする必要があります。また、サブコピーで悩みや不安への共感を示し、裏面にはイベント内容の詳細を中学生にもわかりやすく翻訳して記載しましょう。
印刷会社は「印刷のプロ」であっても「生徒や保護者を集める広報のプロ」ではないからです。デザイン的には見栄えの良いチラシを作れますが、生徒や保護者にとって「わざわざ足を運ぶべき理由」を感じてもらえる紙面作りのノウハウが不足している場合が多いのが現実です。
主な落とし穴は2つあります。1つ目は企画が「単なる学校紹介」になってしまうこと。2つ目はテーマを掲載しているだけで、生徒や保護者にとって魅力的に映るように「翻訳」できていないことです。その時期の中学3年生の悩みや不安に寄り添う企画作りが重要です。
必ず両面印刷を活用することをおすすめします。オモテ面にはメインテーマと悩み・不安への共感を、裏面にはイベント内容の詳細を記載します。両面印刷でも費用は2倍にならないため、限られたスペースを有効活用して伝えられる情報量を増やすことができます。
「翻訳」とは、中学1〜2年生が読んで混乱せずに理解できるよう、わかりやすく魅力的に表現することです。例えば「留学に行った生徒の話」を「◯◯県内で、プチ国際体験」「イタリア留学体験記」のように、中学生がワクワクしてイメージを膨らませられる表現に変更することを指します。
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この記事を書いた人

一般社団法人 未来教育パートナー
代表理事 甲斐慶彦

マーケティングとAIの掛け算で、事業拡大や業務効率化を支援。
私学の広報支援も手掛け、日本教育を次のステップに進めたい、という情熱のもと当法人を設立。

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